松山、石川が挑むフロリダシリーズ
2014年2月27日(木)午前10:42
日本の二枚看板が帝王ジャック・二クラウスの罠に挑む。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシックが現地時間27日、フロリダ州のPGAナショナル・リゾート チャンピオンCを舞台に開幕する。設計者ニクラウスが「ここで勝敗が決まる」と笑みを浮かべる15番、16番、17番ホールからなる難関3ホールのベアーズトラップを攻略するのは誰か。
揃って初優勝が期待される松山英樹と石川遼は、それぞれ1番、10番から同じ午前6時55分(日本時間同日午後8時55分)にスタートし、しのぎを削り合う。学年が同じ2人は、周囲がライバル扱いするのをよそに、大会2日前には一緒に練習ラウンドをこなした。昨年に続く出場となる石川があちこちに池が絡む難しいコースを改めてチェックすれば、初出場の松山はじっくりと時間をかけて下見に余念がない。
松山は前週のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で2回戦敗退ながら健闘。フェデックスカップのポイントレースでも47ポイントを加算して、446ポイントで26位から22位にランクアップした。一方の石川はマッチプレー選手権には出場することが出来ず、425ポイントで23位と松山に抜かれることに。それでも揃ってまずまずの実績を積んでフロリダシリーズに突入。ライバル関係が良い方向に作用してツアーを戦っているのがわかる。
25日は松山の22歳の誕生日。フロリダシリーズからいよいよ本格的にトッププレーヤーたちが顔を揃えるとあって、2人はフンドシを締め直していた。