チャージ不発… 藤田&川村50位タイ 石川66位タイ
2013年11月3日(日)午後6:55
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今年から米男子ツアーの賞金ランキング(2013-14シーズン)にも加算されることになった世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ最終戦のWGC-HSBCチャンピオンズは現地時間3日、中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に最終ラウンドの競技を終え、通算24アンダーまで伸ばしたダスティン・ジョンソン(米)の逃げ切りVで幕を閉じた。
そんな中、最終日のチャージが期待された日本勢はバーディ合戦に今ひとつ乗り切れず順位を上げることが出来なかった。
昨季国内男子ツアー賞金王の藤田寛之は「60台を目指して」最終ラウンドをスタートさせたが、「ショットが全然ダメでした」とピンチの連続をなんとかショートゲームでしのぐ展開。結局2バーディ、3ボギーの1オーバー73と目標の60台をマークすることが出来ず、通算2アンダー50位タイに終わった。
また、WGCシリーズ初挑戦の20歳・川村昌弘は「朝の練習のときから調子が悪くて我慢の展開になると思っていた」そうだが、なんとか耐えて1バーディ、ノーボギーの1アンダー71。藤田と同じく50位タイで初の大舞台を終えた。「球も飛ばずアイアンも切れていなかったので、その中ではよく耐えたと思います。疲れました」とビッグトーナメントを戦い終えた疲労感を滲ませた川村。1ストローク下(通算1アンダー/55位タイ)にはリー・ウェストウッド(英)やリッキー・ファウラー(米)といった実力者がつけており、フィールドの厚い大会でタフな経験をしたことは今後のゴルフ人生に必ず生きてくるはずだ。
石川遼にとっては初日(81)の出遅れがすべてだった。前日の68に続き、この日も3アンダー69にスコアをまとめたが、通算2オーバーは70位タイから66位タイにわずかながら順位を上げただけ。それでも「ずっと良いときが続くわけじゃない。悪いところに早く気付けて修正出来つつあるので、来週以降も毎日自分のスイングと向き合っていこうと思います」と真摯に抱負を語っている。
尚、松山英樹は第2ラウンドスタート直前に背中痛を訴え棄権を表明している。