M.クーチャー逃げ切りV! 石川&R.マキロイ57位タイ
2013年6月3日(月)午前10:14
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2010年の賞金王マット・クーチャー(米)が逃げ切ってシーズン2勝目を挙げた。
歴代最多のメジャー18勝を誇るジャック・ニクラウス(米)がホストを務める米男子ツアー、ザ・メモリアル・トーナメントは現地時間2日、オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に2打差の単独トップからスタートしたクーチャーが6バーディ、2ボギーの4アンダー68をマークし、通算12アンダーで危なげない勝利を飾った。
2打差の単独2位に上がり6ホールで4つスコアを伸ばしたケビン・チャペル(米)が入り、通算7アンダー単独3位にカイル・スタンレー(米)。ビル・ハース(米)がこの日のベストスコアタイの5アンダー67をマークしたスコット・スターリングス(米)らと並び通算6アンダー4位タイに入ったが、初日のトーナメントリーダーのチャール・シュワーツェル(南ア)は通算4アンダー8位タイ、アダム・スコット(豪)はスコアを1つ落とし、通算3アンダー13位タイに終わっている。
一方、まさかの下位に低迷していた世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米)と同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は、ともにイーブンパー72と最終日も平凡なスコアに終わり、連覇を狙ったタイガーが通算8オーバー65位タイ、マキロイが通算6オーバー57位タイで終戦。今大会過去5勝のタイガーは前日に続きこの日もトリプルボギー(12番パー3)を叩く乱調だったが、タイガーが1試合で2つのトリプルボギーを打ったのは1997年の全英オープン以来16年ぶりのことだった。
しかし、この結果にもマキロイは「悪い内容じゃない。ショットもだいぶ良くなっているし、実はパッティングも上向きなんだ。あとちょっとというところだね」と楽観的。次週は2週間後に迫った全米オープン(13?16日)に備え、舞台のペンシルバニア州メリオンGCでみっちり練習ラウンドを行う予定なのだという。「今週は色々な微調整が出来たのが収穫」という若武者の頭の中にはメジャー獲り構想が出来上がっているようだ。
そのマキロイと同じ57位タイで4日間の競技を終えたのが石川遼。難コンディションに4バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフながら1オーバー73で耐え通算6オーバー。昨年トップ10に入っているトーナメントでの2年連続上位争いはかなわなかったが、6試合連続予選突破は良い兆候だ。3日に挑戦する全米オープン予選で結果を出してもらいたい。