松山36位タイ 石川は1打及ばず予選落ち
2014年5月24日(土)午前10:40
松山英樹は予選を通過。石川遼は1打足りずに予選落ちと、日本勢は明暗が分かれた。
“ベン・ホーガンの庭”と呼ばれるコロニアルCC(テキサス州)を舞台に行われている米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルの第2ラウンド(現地時間23日)。通算7アンダーのブライス・ガーネット(米)が単独首位に立ち、クリス・ストラウド(米)とロバート・ストレブ(米)の2人が1打差の2位タイから追走している。
この日、1アンダー24位タイから出た松山は10番からスタートすると12番で第2打をグリーン右手前のバンカーに入れてボギーとしたが、続く13番パー3のティーショットを60センチにピタリとつけてすぐにバーディで取り返す。16番では12メートル弱を3パットしてボギー。18番では5メートル弱を沈めるバーディで通算1アンダーのまま折り返した。後半はスコアカード通りで2日目はイーブンパー72でホールアウト。通算1アンダーで36位タイと順位こそ少し落としたが、粘り強い戦いを続けている。
一方、前日2オーバー82位タイと出遅れた石川も10番からスタートして11番パー5でボギー。13番パー3ではダブルボギーを叩き、一気にスコアを落としてしまう。直後の14番パー3でこの日最初のバーディを奪取。ハーフターン後はバーディとボギーが交互にくる展開で上がり3ホールに突入し、そこから7番、8番と連続バーディを奪って通算2オーバーフィニッシュ。残念ながらカットラインにあと1打及ばず、76位タイで決勝ラウンドに進めなかった。
大会前に世界ランキングNo.1になったばかりのアダム・スコット(豪)は、成績次第で欧州ツアーBMW PGA選手権に出場しているヘンリック・ステンソン(スウェーデン)にその座を奪われかねない状況の中、初日こそ出遅れたものの、この日はしっかりとカムバック。8番まで忍耐強くパーを重ねた後、9番で右ラフからボギー。予選落ちが目の前にちらついたが、ここからが実力者らしい。12番でおよそ1メートルのバーディパットを沈めると、続く13番でも2.4メートルを決めてバーディ奪取。最終18番では7メートル強のロングパットをねじ込み3つ目のバーディで、2アンダー68でホールアウト。スコアを通算1アンダーとし、松山と並ぶ36位タイで予選ラウンドを楽々通過した。
首位のガーネットは30歳のルーキーで、シェル・ヒューストン・オープンの7位タイがこれまでのベストフィニッシュ。初優勝を狙う絶好の機会に目を輝かせている。
上位はダスティン・ジョンソン(米)、アーロン・バデリー(豪)、ジミー・ウォーカー(米)ら7人が通算5アンダー4位タイ、全米プロゴルフ選手権チャンピオンのジェイソン・ダフナー(米)、ジョーダン・スピース(米)は通算4アンダー11位タイ。ジム・フューリック(米)、ビル・ハース(米)が通算2アンダー23位タイにつけている。