スーパ?アスリートのDNAを継承する20歳のジェシカ・コルダ（米）が実力の片鱗を見せつけている。

　現地時間6日に行われた米女子ツアーのクラフト・ナビスコ選手権（カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC）第3ラウンド。12位タイからスタートしたコルダは6バーディ、2ボギーの4アンダー68をマークし、通算6アンダーで首位のインビー・パーク（韓）に6打差ながら3位タイの好位置に浮上。メジャー初Vに手が届くポジションをキープした。

　ツアー3年目のコルダの父・ペトルさんは元プロテニスプレーヤーで、1998年には4大大会の1つ、全豪オープンで優勝。奇しくも父がグランドスラム制覇を果たした豪州メルボルンで、昨年娘のコルダは開幕戦のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンで6人によるプレーオフを制し劇的なツアー初優勝を挙げている。

　そして今回メジャーVを狙えるポジションに浮上すると「グリーンの読みが凄く当たっているんです。最終日もこの調子だと良いのですが…」と好調なパッティングに自信を深めている。

　今回は父ペトルさんはもちろん、母、弟、妹も現地に観戦に訪れており「最高です」と笑顔を見せるコルダ。1月以来の再会に「父のユーモアや母の優しさが恋しかったので、今週一緒に過ごせて本当に嬉しい」と家族の前での健闘を胸に誓った。