米女子ツアーの今季メジャー初戦は混戦模様となっている。

　同ツアーのクラフト・ナビスコ選手権第1ラウンド（現地時間4日／カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC）は、昨季の全米女子オープン優勝者、チェ・ナヨン（韓）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）の実力者2人とツアー3年目のジョディ・エワート（英）が4アンダー68でプレーして首位を並走。アンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、エイミー・ヤン（韓）の2人が1打差で追走し、さらに1打差の6位タイで全英女子オープン2勝の申智愛（韓）、昨季の同ツアー賞金女王インビー・パーク（韓）、ジェシカ・コルダ（米）ら実力者を含む11人が追う展開となっている。

　フェアウェイを外したのはたったの1度、パーオンしなかったのも2ホールだけと、圧倒的なショットの安定感で、チェが2つ目のメジャータイトル獲得に向けて最高のスタートを切った。18ホールで30パットと、何度もチャンスを逃しながらの首位タイ発進。ターゲットをしっかりと優勝に絞ったチェの強さは、向かうところ敵なしのようだ。

　日本勢はルーキーの上原彩子がイーブンパー72で23位タイとまずまずの位置にいるが、そのほかの4人は出遅れた。エース宮里藍、上田桃子の2人が2オーバー74で53位タイ、有村智恵は3オーバー75で70位タイ、宮里美香は4オーバー76の80位タイで初日の競技を終えている。

　その他の主な選手は、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.2のヤニ・ツェン（台）、ホール・オブ・フェイマー、カリー・ウェブ（豪）、モーガン・プレセル（米）、朴セリ（韓）、ミッシェル・ウィー（米）、15歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）が、揃って上原と並ぶ23位タイ。世界ランクNo.1のステイシー・ルイス（米）は1オーバー73で44位タイと今ひとつの初日となった。