40歳のトーマス・ビヨーン（デンマーク）が、久しぶりに大舞台の出場権を得ている来季に向けて意欲を燃やしている。

　ビヨーンは今季欧州ツアーで3勝を挙げ、7月に行われた全英オープンでは単独4位に入る好成績を収めた。この結果、世界ランキングをトップ50圏内の35位まで上げ、来季は5年ぶりのマスターズ出場、世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズに最低3試合出場できる権利を得た。

　欧州ツアー通算13勝を誇るベテランのビヨーンだが、シーズン複数回優勝は1998年以来自身2度目。また、今季同ツアー3勝は、世界ランクNo.1で史上初の欧米両ツアー同時賞金王に輝いたルーク・ドナルド（英）に並ぶ数字だった。

　だがビヨーンはあくまで冷静。「（年間3勝は）すべて終わったこと。そこ（復活）までは長い道のりだったことはわかっているけど、それについて考える必要はない。しっかり練習して、自分の足をきちんと地に付けていたいだけだ」と来るべきシーズンにしっかり備えている。（STATS-AP）