イアン・ポルター（英）が、曲者ぞろいの大会を引っ張っている。

　今季の欧米両ツアーが終了し、世界ランクNo.1のルーク・ドナルド（英）がダブル賞金王に輝いた。そしてその後、現地時間15日から行われている豪州ツアー、JBWereマスターズ（オーストラリア、ビクトリアGC）の第1ラウンドの競技が終了し、6アンダー65でプレーしたポルターが単独首位に立っている。1打差の単独2位にはアシュレー・ホール（豪）が続いた。

　10番からスタートしたポルターは、11番でボギーが先行したものの、12番ですぐさまバーディを奪い返すと、波に乗って合計7バーディを奪取し首位発進。大会前日にコースを見ただけのぶっつけ本番だったが、ラウンド後には「唯一のミスは、11番で6メートルから3パットしたこと。あとはたくさんいいショットが打てた」と語り笑顔を見せた。

　2アンダー69で11位タイのドナルドは「2バーディ、ノーボギー。良くも悪くもなる内容だったね」と苦笑したが、巻き返しを狙っている。

　ドナルドと同じ11位グループにいるグレッグ・チャーマーズ（豪）は、先月、オーストラリアン・オープン、オーストラリアンPGA選手権の2つのメジャータイトルを獲得し絶好調で今大会を迎えた。3つ目のタイトル獲得へ、首位から4打差は十分射程圏内だ。

　その他では、ジェフ・オギルビー（豪）がイーブンパー71で32位タイ、ロバート・アレンビー（豪）が2オーバー73で55位タイにつけ、マッテオ・マナッセロ（伊）は5オーバー76で95位タイと出遅れた。