若き世界No.2ローリー・マキロイと、全米オープン王者グラエム・マクドウェルを擁するアイルランドチームがポールポジションをゲットした。

　世界28の国と地域を代表する選手たちが母国の名誉をかけて激突するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフは現地時間25日、中国・海南島のミッションヒルズGC海口を舞台に、2人が1つのボールを交互にプレーするフォーサム形式による2日目の競技を終了。息の合ったプレーで4アンダー68をマークしたアイルランドチームが通算13アンダーで初日トップの豪州チーム（ブレンダン・ジョーンズ＆リチャード・グリーン）と並び首位に躍り出た。

　風雨が気になる難コンディションの中、6バーディ、2ボギーの内容にまとめたアイルランドチームのマクドウェルは「フォーサムはとても難しい。60台なら上出来と言って良い。前半リズムが悪くてローリー（マキロイ）に迷惑をかけたが、彼のパットが冴えていたので流れを途切れさせることなく最後まで良いリズムで回れた」とチームメイトを絶賛した。

　明日のフォーボール形式（2人のうち良い方のスコアを採用）はスコアが出やすいフォーマットだけに「2人でアグレッシブに攻めて勢いに乗りたい。今日のゴルフの内容には凄く満足しているのでその流れを明日に繋げたい」と優勝に向け足場固めを急いでいる。

　展開は2日目を終え5打差に18チームがひしめく混戦模様。1打差の通算12アンダー単独3位にスコットランドチームが続き、通算10アンダー4位タイにスペインチーム、ニュージーランドチームの他、昨季の米男子ツアー賞金王であるマット・クーチャーと飛ばし屋ゲーリー・ウッドランドを擁するアメリカチームがつけている。

　池田勇太＆平塚哲二のコンビで出場している日本チームは2アンダー70とスコアを伸ばしきれず、ディフェンディング・チャンピオンのイタリアチーム、南アフリカチーム、ドイツチーム、フランスチームらと並び通算8アンダー10位タイにとどまった。