「シーズンがスタートしたときからこの大会に2人で出ることが夢だった」と語るキーガン・ブラッドリー＆ブレンダン・スティール（米）のルーキーコンビが、強豪チームを抑えて優勝を飾った。

　グレッグ・ノーマン（豪）が主催するオフシーズン恒例のチャリティイベント、フランクリン・テンプルトン・シュートアウトは現地時間11日、フロリダ州のティブロンGCを舞台にスクランブル方式（2人がティーショットを打ち良い方のボールを採用。そこからまた2人が第2打を打ち良い方を選択して進む）による最終ラウンドの競技を終了。この日13アンダー59と爆発した米男子ツアーのルーキーコンビ、ブラッドリー＆スティールが後続に3打差をつけて逃げ切りVを達成した。

　最終日は、全米プロゴルフ選手権王者ブラッドリーの相棒スティールが絶好調。中盤7連続バーディを奪うと、14番でイーグルを奪うなどド派手なゴルフで通算32アンダーまでスコアを伸ばすことに成功した。「良いプレーが出来た。序盤はややもたついたけれど、徐々に調子を上げて最後は最高の形でフィニッシュ出来た」とブラッドリーが言えば「凄く楽しかったよ」とスティール。夢だった今大会に初登場で初優勝の快挙に笑いが止まらない2人だった。

　その他、米チャンピオンズツアーコンビ初の優勝を狙ったニック・プライス（ジンバブエ）＆マーク・カルカベッキア（米）組は、ローリー・サバティーニ（南ア）＆ジョナサン・べガス（ベネズエラ）組と並び通算29アンダー2位タイ。2年前の大会覇者ジェリー・ケリー＆スティーブ・ストリッカー（米）組は通算28アンダー4位タイにとどまっている。