初日快調に首位発進したイアン・ポルター（英）が、食あたりによる体調不良にもめげず単独トップの座をキープした。

　豪州ツアーのJBWereマスターズ（オーストラリア、ビクトリアGC）は現地時間16日、第2ラウンドの競技を終了。3アンダー68で回ったポルターが通算9アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差をつけ首位の座を守った。

「今朝起きたら気分が悪く完全に病気なのがわかった。何か食べ物に当たったんだと思うけれど、そのせいで今日はフラフラ。ショットも切れがまったくなかったけれど、ショートゲームに救われた」と言うポルター。その言葉通り上がり2ホールは絶妙なパットを決め連続バーディで締めくくり、「体調が悪かったわりには上出来だった」と体調不良の中での自らのプレーに満足した様子だった。

　通算7アンダー単独2位にマシュー・ジャイルズ（豪）、通算6アンダー単独3位にアシュリー・ホール（豪）と地元勢が続き、日本でもお馴染みのブレンダン・ジョーンズ（豪）がジェフ・オギルビー（豪）らと並び通算5アンダー4位タイの好位置をキープした。

　一方、世界ランク1位で史上初の欧米両ツアー同時賞金王に輝いたルーク・ドナルド（英）は、ポルターに遅れること6ストロークの通算3アンダー。先月、オーストラリアン・オープンとオーストラリアンPGA選手権の2つのメジャータイトルを獲得し、3冠目を狙うグレッグ・チャーマーズ（豪）らと並び14位タイにとどまっている。