メジャー2勝のジョン・デイリー（米）が、復活に向けて好プレーを披露した。

　欧州ツアー今季第5戦、コマーシャルバンク・カタール・マスターズ（カタール、ドーハGC）は現地時間2日、第1ラウンドの競技を終了。デイリーは前半に3バーディを奪って幸先の良いスタートを切ると、後半も2つのバーディを追加し、この日はノーボギーの5アンダー67をマーク。単独首位に立ったゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ（スペイン）に1打差の単独2位で初日を終えた。

　大会初日は強風の影響で砂漠の砂が舞う難コンディションとなったが、1995年の全英オープン王者は「風が強かったのに5アンダーが出てビックリだよ。最高のスタートだ」とコメント。“お騒がせ男”のデイリーが、何より欲しい復活優勝に向けて集中力を高めている。

　単独首位のフェルナンデス-カスタノは、欧州ツアー5勝の実力者。「難しい1日だったので、どうなるか予想がつかなかった。たまたまこんなスコアが出ただけだよ。100％集中しないといけなかったからね」と9バーディ（3ボギー）と爆発した初日を振り返っている。

　首位に2打差の3位タイに崔京周（韓）とジェイソン・デイ（豪）がつけ、世界ランクNo.3のリー・ウェストウッド（英）とNo.4のマーティン・カイマー（独）は、揃って1アンダー71の15位タイ。セルヒオ・ガルシア（スペイン）はイーブンパー72で37位タイ、ベテランのレティーフ・グーセン（南アフリカ）は1オーバー73の52位タイとなっている。