欧米W賞金王のL.ドナルドが豪州ツアーに出場!
2011年12月15日(木)午前11:30
欧米同時賞金王を確定させたばかりのルーク・ドナルド(英)が、豪州ツアーのJBWereマスターズ(現地時間15?18日/オーストラリア、ビクトリアGC)に出場する。
現世界ランクNo.1で、10月に米男子ツアー賞金王を決めたドナルドは、先週行われた欧州ツアー最終戦のドバイ世界選手権で単独3位に入り、欧州ツアー賞金王にも輝いた。欧米同時賞金王獲得は史上初の偉業で、ライバルたちの投票で決まる米男子ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)にも選出されたばかりだ。
ドナルドはその勢いで豪州に乗り込むと、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー受賞の喜びを口にした。「素晴らしい1年だった。僕に投票してくれたすべてのプレーヤーに感謝します。他にも投票すべきプレーヤーがたくさんいたのに、自分の安定したプレーと、最終戦(米ツアー)での優勝を評価してくれたんだと思う」と分析。全米プロゴルフ選手権を含む2勝を上げたキーガン・ブラッドリー(米)や、最後まで米ツアー賞金王を争ったウェブ・シンプソン(米)、フェデックス・カップ王者のビル・ハース(米)らを蹴散らしての受賞に喜びもひとしおのようだ。
ドナルドは今季米ツアーで2勝しただけだが、平均ストロークNo.1のバードン・トロフィを獲得したことでもわかるように安定度は抜群だった。成績も19試合に出場してトップ10入りが14回と別格の安定感を誇った。本来ならば米ツアーのシーズン終了後に行われるはずの投票が、欧州ツアーの終了を待って行われたのも異例のことだが、これもドナルドがダブル賞金王に王手をかけていたからこそ。その期待を裏切ることなく欧州でもタイトルを手にした男が、いかに強かったかがわかるというもの。
欧米両ツアーはドナルドの活躍一色でシーズンを終えたが、実はこれまでドナルドはプロ転向後豪州でプレーしたことがない。世界最強の男がどんなプレーを見せてくれるのか、豪州のファンだけでなく世界中が注目している。
今大会、ディフェンディング・チャンピオンのスチュアート・アップルビー(豪)は残念ながら腰痛のため欠場するが、他にマッテオ・マナッセロ(伊)、イアン・ポルター(英)、ジョン・センデン(豪)、ピーター・シニア(豪)らが出場。南半球で熱い戦いを繰り広げる。