石川有終、2位タイでフィニッシュ! W.シンプソン逃げ切りV
2013年10月21日(月)午前9:50
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17年前タイガー・ウッズ(米)が初優勝を飾った大会で、石川遼が最終日にスコアを伸ばし2位タイに食い込んだ。
米男子ツアーの2013-14シーズン第2戦、シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンは現地時間20日、ネバダ州TPCサマリンを舞台に最終ラウンドの競技を終了。3日目を終えて5位タイの好位置につけていた石川は、前日まで入らなかったパットが序盤から決まり17番までに8バーディ(1ボギー)を奪う猛チャージ。その時点で単独2位に躍り出た。
しかし最終18番でティーショットを右のラフに打ち込むと、第2打は池ポチャこそ免れたが難しいアプローチを残し寄せ切れずにボギーフィニッシュ。「情けなかった」と本人は悔やんだが、6アンダー65の好スコアで通算18アンダーとし、圧勝を飾ったウェブ・シンプソン(米/通算24アンダー)に6打差ながら、ジェイソン・ボーン(米)と並ぶ2位タイに入った。
前週最終日にスコアを伸ばせず7位タイから21位タイに順位を下げた苦い思いが薬になった。「ここ4日間ずっと好調だった」というショットはそのまま、最終日に「長いパットが2、3個入ってくれた」と前半からバーディラッシュ。
「パー5もあるしワンオン可能なパー4もあるのでスコアが動くと思っていた」という後半も、池絡みのシビアなホールでチャンスを生かし「自分の精神状態を波立たせないように冷静にプレーしていればトップ10に入れると思っていた」の言葉通り、上々の内容でキャリアベストタイの好成績を残した。
「緊張する場面でも無心で今までやってきたのと同じスイングが出来た」と成長を実感しながらも「これからが勝負。(松山)英樹の存在も大きいですし、これから2人で頑張ります」と気を引き締めて前を向いた石川。これでフェデックスカップポイントは293ポイントとなりランキ
勝ったシンプソンは終始安定したプレーでトーナメントレコード(タイ)の通算24アンダーまでスコアを伸ばし、昨年の全米オープン以来の優勝をもぎ取った。その他、通算17アンダー単独4位にチャーリー・ホフマン(米)が入り、通算16アンダー5位タイにトロイ・マッテソン(米)、チャールズ・ハウエルIII(米)ら。
尚、開幕戦でトップ3に食い込んだ松山英樹は体調不良を訴え今大会を欠場している。