2008年欧州ツアー賞金王と同姓同名のアマチュアが、大会を引っ張っている。

　欧州ツアー、ノルデア・スカンジナビアン・マスターズ第1ラウンド（現地時間21日／スウェーデン、ブロ ホーフ スロットGC）は、地元出身のアマチュア、ロバート・カールソン（スウェーデン）がアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）、ジャコ・ヴァン・ジル（南ア）の2人と並んで5アンダー67で首位を並走。ジョン・パリー（英）ら4人が1打差で追走し、さらに1打遅れた8位タイに、2008年賞金王のトッププロ、ロバート・カールソン（スウェーデン）らがつけている。

　7バーディー、1ダブルボギーで回ったアマチュアのカールソンは「最高のスタート。出場が決まってからは、この経験を楽しもうと思っていた」と、リラックスモードでツアー出場2試合目の競技をエンジョイした。

　首位タイに並ぶノレンは、出だし6ホールで5バーディーを奪う猛攻を見せながらも後半はスコアを伸ばせず。それでも「家族や友達がみんな来てくれているからすごくナーバスになっていた。でもタフなコンディションの中、信じられないくらい素晴らしいスタートだったよ」と初日の自らのプレーに満足している様子だった。

　また、ルーキーながら今年4月の大会で2位タイの好成績をマークしているヴァン・ジルは、「タフなコンディションだった」と振り返りながも、6バーディ（1ボギー）を奪う攻めのゴルフで首位タイ発進。自身ツアー初Vに向けて最高のスタートを切った。

　その他、米男子ツアーの飛ばし屋ブッバ・ワトソン（米）が、1アンダー71でプレーして22位タイ。全英オープン2位タイのダスティン・ジョンソン（米）は、1オーバー73の43位タイで初日の競技を終えている。