世紀のライバルがドバイの地で火花を散らす。

　現地時間31日開幕の欧州ツアー、ドバイ・デザート・クラシックは、アラブ首長国連邦ドバイのエミレーツGCを舞台に開催される。毎年ビッグネームが揃う大会で、今年は米ツアーのビュイック招待で8打差圧勝を飾ったばかりのタイガー・ウッズ（米）と、昨年末に絶好調宣言をしたアーニー・エルス（南ア）の激突が見ものとなっている。

　タイガーは前週の優勝で米ツアー通算62勝目を挙げ、歴代4位のアーノルド・パーマー（米）に並んだ。現在波に乗っており、今年こそ年間グランドスラムを、と意気込んでいる。

　対するエルスは、成績こそ今ひとつだが、打倒タイガーを掲げてはばかることはない。特に今年は「メジャーに集中するため」と、スケジュールを大幅に変更。欧米アジアと世界を渡り歩くスタイルはこれまでと同じ。だが、その中で試合数を減らし、勝率を上げる作戦で一気に攻勢に出る。

　どちらもドバイにはゴルフ場を設計しており、なじみの深い土地となっている。さらに年頭の活躍がシーズンを占うことも十分わかっているだけに、譲れない戦いとなるはずだ。

　また、日本からは谷原秀人が参戦。米ツアーの経験もある男が、ビッグネーム相手にどれだけのプレーを見せてくれるのか注目だ。