一番人気のフレッド・カプルス＆ジョン・デイリー（共に米）コンビが大きく出遅れた。

　ゴルフ界のカリスマ、グレッグ・ノーマン（豪）がホストを務めるオフシーズンのビッグイベント、メリルリンチ・シュートアウトがフロリダ州ネープルズのティブロンGCを舞台に、現地時間の7日開幕。初日は2人一組になってモディファイド・オルタネート方式（2人がティーショットを打ち良かった方のボールをセレクト。ティーショットが採用されなかった方がセカンドショットを打ち、以降交互に1つのボールをカップインさせる）での対決だったが、息の合ったプレーで8アンダー64をマークしたウッディ・オースティン＆マーク・カルカベッキア（共に米）組と、フレッド・ファンク＆ジェフ・スルーマン（共に米）組が首位を分け合った。

　1打差の3位に飛ばし屋ブッバ・ワトソン（米）と組んだノーマンペア、ディフェンディング・チャンピオンのジェリー・ケリー（米）＆ロッド・パンプリング（豪）組が6アンダー66で回り、単独4位につけた。

　しかし大会前にもっとも注目を集めていた人気コンビのカプルス＆デイリー組は絶不調。90、94、99年と過去3回今大会で優勝の経験があるカプルスだが、この日は2アンダー70を回るのがやっと。出場12組中、最下位からのスタートを余儀なくされた。

　今大会の賞金総額は280万ドル（約3億1,200万円）。優勝チームには1人あたり35万ドル（約3,900万円）の高額賞金が与えられる。ちなみに2日目はベターボール（2人がそれぞれホールアウトし、良かった方のスコアを採用）、最終日はスクランブル（2人がティーショットを打ち、良かった方のボールを採用して、そこからまた2人がセカンドショットを打つ）方式で優勝を争う。