2007年シーズンの欧州ツアー賞金王ジャスティン・ローズ（英）が、優勝賞金120万ドル（約1億3,000万円）奪取に向け、ギアをトップに入れた。

　世界のトッププレーヤー、12名のみに出場が許されるオフシーズンのビッグイベント、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジ（南ア、ゲイリー・プレーヤーCC）は現地時間11月30日に第2ラウンドの競技を終了。ノーボギーの7アンダー65をマークしたローズが、通算11アンダーで地元のトレバー・イメルマン（南ア）と首位を分け合った。

「パターの転がりが良いから、自信を持って戦えている」とトップタイに浮上したローズ。米ツアーではまだ勝星はないが、欧州ツアーでは07年シーズン最終戦のボルボ・マスターズに勝って逆転で賞金王のタイトルを獲得し、押しも押されぬトッププレーヤーに成長した。

　今大会4度目の勝利を狙い、現在通算8アンダー単独3位のアーニー・エルス（南ア）も「今のローズのパッティングは、タイガーに匹敵するほど上手い。手強い存在だから、彼を倒すのは大変。もちろんこっちもベストを尽くすけれどね」と最大級の敬意を表す。ここのところの降雨でグリーンがやわらかいため、残り2日も各選手とも積極的に攻めて行くはず。そんな中、好調のローズが逃げ切れるか？　それともイメルマン、エルスの地元勢の勢いが勝るか？　最後まで息が抜けない展開が続きそうだ。

　その他、この日7アンダー65と爆発したヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が通算7アンダー単独4位に浮上。アダム・スコット（豪）は通算6アンダー5位につけている。