国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープンは、香川県のエリエールGCを舞台に16日開幕した。今大会で勝利を収めれば史上最年少での賞金女王が確定する上田桃子が、6アンダー66の好スコアをマーク。2位タイの上原彩子、張娜（中）に2打差をつけ単独トップに立った。

　ミズノクラシックで米国ツアー初優勝を挙げ、勢いに乗る上田。この日は賞金ランク2位の横峯さくらと同組でスタートした。1、2番で連続バーディを奪うと、その後もバーディを重ねて行き、ノーボギーの5アンダーで前半を折り返す。後半は安定したゴルフで2バーディ、1ボギーにスコアをまとめ、6アンダー66でホールアウト。後続に2打差をつけ、トーナメントをリードした。早くも優勝の気配を漂わせた上田が、初の賞金女王の座を大きく引き寄せた。

　一方、今大会を含め残り2試合と逆転賞金女王に向け後のない横峯は、前半を1バーディ、1ボギーでハーフターン。後半に入ってもスコアを伸ばせず、イーブンパー72の28位タイと出遅れた。しかし大会は2日残っており、チャンスは十分。上田の賞金女王に待ったをかけるためにも、第2ラウンド以降の活躍に注目が集まる。

　その他、大山志保が2アンダー70で回り、アマチュアの金田久美子（クラーク記念国際高校3年）、森田理香子（京都学園高校3年）らと共に10位タイ。前週、約3年ぶりの勝利を飾った北田瑠衣は3オーバー75の60位タイに沈んでいる。