世界のトッププレーヤーと日本ゴルフ界の将来を背負って立つ16歳のアマチュアが、フェニックスCC（宮崎）を舞台に激突する。

　日本オープンと並ぶ、国内最高賞金総額2億円の国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメントが15日開幕。ディフェンディング・チャンピオンで今年の全英オープン覇者のパドレイ・ハリントン（アイルランド）、欧州の実力者、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、ルーク・ドナルド（英）、ティム・クラーク（南ア）、石川遼（杉並学院高校1年）がそのスタイルに心酔するイアン・ポルター（英）ら、世界で活躍するプレーヤーが乗り込んでいる。

　石川と練習ラウンドをこなしたポルターは、「スイングは技術的に素晴らしい。ドライバーが好きなようだが、飛距離が出るので3Wで狙いどころにプレースしていったらもっと良くなる」とアドバイス。「ただ、まだ若いので今のままでも良いかも知れない」と、石川の将来性を買っていた。

　一方日本勢では、米ツアー帰りの丸山茂樹が参戦。予選ラウンドの目玉となる組み合わせが、賞金ランキング首位を突っ走る谷口徹と丸山（茂）、そしてハリントンの組。その一組後に石川、米ツアーをシード落ちして帰国した丸山大輔、昨年の日本アマ優勝者でプロに転向した金庚泰（韓）がプレーし、頂点を目指す。