世界ランク2位のフィル・ミケルソン（米）が、アジアで大暴れする。

　例年、この時期は完全オフで家族と過ごしているミケルソンだが、今季はこれを大幅に変更。現地時間11月1日開幕のアジア最大級のトーナメント、バークレイズ・シンガポール・オープン（シンガポール、セントーサGC）でアジアンツアーに初参戦し、クリスマス前にもうひと踏ん張りしようと目論んでいる。

「僕が12歳の時、パイロットだった父が航空会社のイベントでシンガポールに行ったことがあるんだ。帰ってきてから、素晴らしい所だったと話していた。それにシンガポールCCのセーターとベストをお土産にくれたから、しばらくはそれを着ていたほど。すごく行ってみたかったので、うれしい」と、幼い日の自分を思い浮かべたミケルソン。新しいアイアンセットをバッグに入れて乗り込んでおり、来季に向けて大切なテストの意味合いも含む一戦となる。

　他に、ディフェンディング・チャンピオンのアダム・スコット（豪）、世界ランク4位のアーニー・エルス（南ア）、崔京周（韓）、ビジェイ・シン（フィジー）らが米ツアーから参戦。欧州ツアーからは、全米オープン王者のアンヘル・カブレラ（アルゼンチン）、ダレン・クラーク（北アイルランド）、リー・ウェストウッド（英）らが乗り込むシーズン終盤の大一番となった。