国内女子ツアーのマスターズGCレディース（兵庫・マスターズGC）は21日、最終ラウンドの競技を終了した。昨季大会覇者の古閑美保が6アンダー66で回り、通算9アンダーでフィニッシュ。2位に4打差をつけ、通算6勝目を飾るとともに連覇を達成した。

　首位と1打差の2位タイで出た古閑は1番でバーディを獲る幸先の良いスタート。その後6番から3連続バーディ奪取に成功した。9番でボギーを1つ叩いたものの、後半は1年ぶりの優勝というプレッシャーがかかる中、3バーディ、ノーボギーの安定したゴルフを披露。この日は7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアをマークし、通算9アンダーで今季初Vを飾った。

　昨季2勝を挙げ、賞金ランク8位に入った古閑。しかし、今季はプロミスレディスゴルフトーナメントの3位タイが最高。今週終了時の平均ストロークは7位と安定感はあるが、優勝には手が届かなかった。だが今大会の連覇で勝利の味を思い出したはず。シーズン終盤、更なる活躍を見せたいところだ。

　05年大会を制したポーラ・クリーマー（米）が通算5アンダー単独2位、服部真夕が通算4アンダー3位だった。賞金女王争いは現在賞金ランク2位の横峯さくらが通算3アンダー4位でホールアウト。同ランクトップで、通算イーブンパー6位タイで大会を終えた上田桃子との差を少し縮め、約1,000万円となった。今季あと5試合、より白熱しそうな様相だ。