米チャンピオンズツアールーキーたちが上位を賑わしている。

　同ツアーのAT＆T選手権が、テキサス州サンアントニオのオークヒルズCCで現地時間の19日開幕。第1ラウンド、1イーグル、8バーディ、2ボギーの8アンダー63と爆発したルーキーのひとり、マーク・オメーラ（米）が単独トップに立った。2打差の2位タイには先頃同ツアーデビューを飾ったばかりのジョン・クック（米）とウェイン・レビ（米）が続き、ディフェンディング・チャンピオンのフレッド・ファンク（米）、地元での初Vを狙うトム・カイト（米）、クレイグ・スタドラー（米）、トム・パーツァー（米）の4人が5アンダー66で4位タイにつける展開。

「このコースでテキサスオープン（レギュラーツアー）が開催されていた頃、優勝した（90年）思い出が甦ってくる」と首位に立ったオメーラは、懐かしそうな表情を浮かべる。今季は2位に3回入っているが、まだ優勝はない。先週もルーキー仲間のベルンハルト・ランガー（独）に惜しいところで優勝を持っていかれ、自らは2位に甘んじた。そろそろ勝星が欲しいオメーラが、初日の貯金を守り切れるか注目だ。

　日本勢で唯一出場している倉本昌弘は6つのバーディを奪いながら、ボギーも4つ叩き、2アンダー69止まり。来季のシード権確保のためにも優勝が欲しいところだが、19位タイと厳しい滑り出しになった。また賞金ランク1位のジェイ・ハース（米）と同ランク2位のローレン・ロバーツ（米）はともに3アンダー68、13位タイからのスタート。