ジャスティン・ローズ（英）が、初の欧州ツアー賞金王に向けてラストスパートをかけようとしている。

　現在ローズは、アーニー・エルス（南ア）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）に続く同ランク3位。エルスとの獲得賞金額差は約25万ユーロ（約4,100万円）とあって、優勝賞金50万ユーロ（約8,200万円）の欧州ツアー、ポルトガル・マスターズ（現地時間18?21日、ポルトガル、オセアニコ・ビクトリア・クラブ・デ・ゴルフェ）で勝てば、十分逆転の余地がある。

　賞金の大きい先週のHSBC世界マッチプレー選手権に気合を入れて臨んだローズだったが、結果は1回戦負け。ここで優勝したエルスが、一気にランキング首位に立ったことで悔しさは倍になった。 「今の目標はメジャーの舞台でいいプレーをすることと、世界のトップ20に入ること」と宣言したが、世界ランキングは現在12位。トップ10も視野に入っているのは、コンスタントにいいプレーを続けているからこそだ。

　今季はマスターカード・マスターズで4年ぶりのツアー3勝目を飾ったローズだが、大切な終盤でもう1つ勝ちたい。勝って欧州No.1になれば、来季のメジャーに向けて自信が増すに違いない。