国内女子ツアーの富士通レディース（千葉・東急セブンハンドレッドC）が12日開幕。不動裕理、大山志保と同組でスタートした上田桃子が、4アンダー68をマーク。7番でアルバトロスを達成した李知姫（韓）、飯島茜と共に第1ラウンドでトップタイに立った。

　前週プレーオフで敗れた悔しさをバネに上田が好発進を切った。この日は、前後半で2つずつバーディを奪い、ノーボギーの4アンダー68でホールアウト。出場したここ9試合をすべてトップ10でフィニッシュし、現在賞金ランクトップをひた走る上田だが、史上最年少の賞金女王へ向け、今季4勝目をつかみ獲りたいところだ。

　一方、同じく首位タイの飯島は、前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半も3バーディ、ノーボギーと堅実なプレーを披露。5バーディ、1ボギーの4アンダー68で初日を終え、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯に次ぐ、今季3勝目に向け最高の出だしとなった。

　その他、首位グループと1打差の4位タイに、馬場ゆかり、肥後かおりら4人が並び、1アンダー71の15位タイに今大会を過去3回制している不動、大山、古閑美保他がつける展開。また、ディフェンディング・チャンピオンで現在賞金ランク2位の全美貞（韓）は5オーバー77とスコアを崩し、82位タイと大きく出遅れた。