今季何かと話題のアルゼンチン勢がトーナメントをリードした。

　欧州ツアーのオープン・デ・マドリード（スペイン、マドリード、クラブ・デ・カンポ）が現地時間の11日開幕。強い風が吹く中、パワーヒッターのダニエル・バンシック（アルゼンチン）が7アンダー65と爆発。2位のホゼ・フィリップ・リマ（ポルトガル）に1打差、3位タイのマーティン・カイマー（独）とスティーブン・オハラ（スコットランド）に2打差をつけ、単独トップに立った。

「ミズノのMP600ドライバーにしたら、球が驚くほど飛ぶようになった。330?340ヤード先に行くから、思わずキャディに“どこまで行った？”と聞いたほど。しかも今日はフェアウェイを外したのが2回だけ。アイアンも好調で真っ直ぐピンを狙っていけた」と興奮気味に1イーグル、6バーディ、1ボギーの好調なラウンドを振り返ったバンシック。今季は同郷のアンヘル・カブレラ（アルゼンチン）がメジャーチャンピオンに輝くなど、アルゼンチン勢にとっては飛躍の年となった。ライバルの活躍に刺激を受けているバンシックの動向も気になるところだ。

　一方、地元スペイン勢で初日もっとも成績が良かったのは、アレハンドロ・カニザレスで3アンダー69の7位タイ。期待のゴンザロ・フェルナンデス・カスタノ（スペイン）は1アンダー71で回り、14位タイからのスタート。