初優勝や復活Vの舞台として知られる米男子ツアー、バレロ・テキサス・オープン（テキサス州サンアントニオ、ラカンテラGC）が、フォールシリーズ第3戦として現地時間4日に開幕する。フェデックスカップのプレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権とプレジデンツカップが終了したため、トッププレーヤー達は早くもオフシーズンに入っていることが多い。

　今大会もその例にもれず、賞金ランキングトップ30の選手では、唯一同25位のスティーブ・フレッシュ（米）が出場するだけだ。その分、同125位までの来季出場権を狙う選手たちにとっては稼ぎやすく、戦いはし烈なものとなる。

　注目選手は同178位と低迷しているジョン・デイリー（米）だ。メジャー2勝の人気者も、今年はプライベートでトラブルが続き、成績は今ひとつ。全米プロ初日、首位に2打差の2位と好発進して世界中のファンに期待を持たせたが、32位タイと尻すぼみに終わっており、そろそろ優勝が欲しいところだ。

　もちろん来季出場権を争うサバイバルゲームも、さらに厳しくなっている。日本勢は前週のバイキング・クラシック13位タイと今季ベストフィニッシュの丸山大輔が賞金ランキング176位からの逆転にかけている。

　同145位とあと一歩の丸山茂樹も必死の戦いが続く。前週は無念の予選落ちを喫しており、とにかく上位に入ることを念頭に、1打1打が大切になる。