国内女子ツアーの最高峰、日本女子オープンゴルフ選手権競技は北海道の樽前CCを舞台に29日、第3ラウンドを行った。前日トーナメントリーダーに浮上した諸見里しのぶが1アンダー71をマークし、通算7アンダーで首位をキープ。3打差の単独2位で不動裕理が続いている。

　今季初Vを目指す諸見里が、タフなコース相手に堅実なゴルフを披露した。通算6アンダー首位から出たこの日は、2バーディ、1ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算7アンダーでリーダーボードの最上段の座を堅守。後続に3打差をつけ、ツアー通算2勝目に王手をかけた。現在賞金ランクは10位（約3,890万円）で、優勝賞金の2,800万円を手に入れると、同ランクも上昇。昨季のSANKYOレディースオープン以来の勝利を自身初となる公式戦で飾りたいところだ。

　一方追いかける不動は前半を3バーディ、1ボギーの2アンダーでハーフターンする。後半は11番でバーディを獲るが、17番でボギーを叩き、4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウト。第2ラウンド終了時よりトップとの差を1打縮め、最終日は通算4アンダー単独2位から逆転Vを狙う。

　その他、3アンダー69で回った佐伯三貴が、通算3アンダーでディフェンディング・チャンピオンの張晶（韓）と並び3位タイ。諸見里と6打差の通算1アンダー5位タイに古閑美保、横峯さくら、さらに通算イーブンパー7位タイに上田桃子、ニッキー・キャンベル（豪）がつけている。