国内女子ツアー最高峰の日本女子オープンゴルフ選手権競技（北海道・樽前CC）は28日、第2ラウンドの競技を終了。2日連続で3アンダー69をマークした諸見里しのぶが、通算6アンダーでリーダーボードの最上段を奪取した。4打差の2位タイには、不動裕理と古閑美保がつけている。

　ツアー通算2勝目を狙う諸見里が首位に立った。スタートホールの10番でバーディを奪い好発進を切るが、その後は2バーディ、2ボギーと波に乗れず1アンダーでハーフターンする。後半は2バーディ、ノーボギーと前日の安定感を取り戻し、5バーディ、2ボギーの3アンダー69でホールアウト。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、後続に4打差の単独トップに浮上した。前週行われたミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントでは腰に違和感を感じ棄権したが、それまでに出場したここ3試合では、すべてトップ10でフィニッシュしており調子は上向き。今季初Vに照準を合わせた。

　一方、今季3勝目を目指す不動は3バーディ、2ボギーの1アンダー71とスコアを1つ伸ばすに止まったが、第1ラウンドの16位タイから通算2アンダー2位タイへ順位を上げた。前週は今季初の予選落ちを喫したが、すぐに切り替え本来の実力を発揮している。

　その他、横峯さくらが佐伯三貴らと共に首位と6打差の通算イーブンパー4位タイ。上田桃子は1アンダー71で回り、昨季王者の張晶（韓）、大山志保、飯島茜、全美貞（韓）らと同じ通算1オーバー9位タイで決勝ラウンドへコマを進めた。