尾崎直道と倉本昌弘が快調な滑り出しを見せた。

　米チャンピオンズツアーのSAS選手権（ノースカロライナ州カリー、プレストンウッドCC）が現地時間の21日開幕。初日のこの日7アンダー65でラウンドしたマーク・ウィーブ（米）とブーンチュ・ルアングキット（タイ）の2人がトップタイに立った。ウィーブは今大会がシニアデビュー戦で、シニア転向したばかりの選手が初日に首位または首位タイ発進を切るのは、昨年のフェデックス・キンコーズ・クラシックのデビッド・エドワーズ（米）以来。また昨年同ツアーのQスクールを勝ち上がったルアングキットにとって、トーナメントリーダーは初体験になる。

　首位タイと1打差の3位にダナ・クイグリー（米）が続き、2打差の4位タイにトム・パーツァー（米）、デニス・ワトソン（ジンバブエ）他がつけた。

　日本勢は尾崎と倉本がともに4バーディ、ノーボギーの4アンダー68にスコアをまとめ、首位と3打差の8位タイの好位置を確保。すでに来季のシード権を確実にしている尾崎も、していない倉本も、残り2日で悲願のツアー初勝利を目指す。また青木功は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72の平凡なスコアで44位タイとやや出遅れた。