欧州のトップアマだった2人がプロの世界にデビューする。

　ライダーカップ開催の名門コース、ザ・ベルフライGC（英、ウィシャー）を舞台に行われる欧州ツアー、ザ・クイン・ディレクト・ブリティッシュ・マスターズ（現地時間20?23日）。この大会にプロとして始めて参戦するローリー・マッキルロイ（北アイルランド）とロイド・サルトマン（スコットランド）は、いずれも欧米対抗のアマチュア決戦、ウォーカーカップのメンバーだ。

　特に18歳のマッキルロイはアイルランドアマ、欧州アマを両方制覇し、さらに今年の全英オープンでは初日ノーボギーの68で回って3位タイ発進したほどの実力の持ち主。それだけに周囲の期待も大きく、プロ入りと同時にアーニー・エルス（南ア）、ダレン・クラーク（北アイルランド）も所属するマネージメント会社がそのサポートに乗り出している。本人は「セルヒオ（ガルシア）やタイガーと同じ空気を吸える毎日が始まるなんて素晴らしい」と無邪気にプロ入りを喜んでいるが、先輩たちにとっては恐ろしい新人の登場となりそうだ。

　主な選手ではコリン・モンゴメリー（スコットランド）、マイケル・キャンベル（ニュージーランド）、クラーク、トーマス・ビヨーン（デンマーク）、リー・ウェストウッド（英）らが参戦。現在同ツアー賞金ランキング155位の手嶋多一も勝負をかけて乗り込んで来る。