地元スコットランドのマーク・ウォーレンが、プレーオフでサイモン・ウェイクフィールド（英）を下した。

　ライダーカップ開催予定の名門、ザ・グレンイーグルス・ホテルを舞台に行われた欧州ツアー、ジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスは現地時間2日、最終ラウンドの競技を終了。首位タイに1打差の3位でスタートしたウォーレンは、出だし5ホールで3ボギーと出遅れた。だが、6番からの4ホールで3バーディを奪うと、一気に巻き返して4アンダー69でプレー。3アンダー70で回った前日トップタイのウェイクフィールドと通算12アンダーで並び、プレーオフへと勝負を持ち込んだ。

　18番パー5の繰り返しで実施されたプレーオフの1ホール目は、共にパーで切り抜けた。2ホール目でウォーレンが2打目でグリーンエッジまで運んでバーディ。パーに終ったウェイクフィールドを振り切り、06年スカンジナビアン・マスターズ以来のツアー2勝目を挙げた。

　大会初となる地元選手の優勝に、ギャラリー、関係者は大盛り上がり。ウォーレン自身も「夢が現実となった。地元ギャラリーが本当に盛り上がってくれた」と感動を口にした。

　最終18番でバーディを逃し、プレーオフに残れなかったソレン・ハンセン（デンマーク）とマーティン・アーランドソン（スウェーデン）が通算11アンダー3位タイ。地元スコットランドのヒーロー、コリン・モンゴメリーと00年賞金王のリー・ウェストウッド（英）は、共に通算8アンダー9位タイ。尚、手嶋多一は予選落ちしている。