マスターズ2度の栄冠に輝き、今現在もレギュラーツアーで活躍するベルンハルト・ランガー（独）がいよいよシニアデビューのときを迎える。

　8月27日に晴れて50歳になったランガーが出場するのは、現地時間の31日にカリフォルニア州モントレーのペブルビーチGL他を舞台に開催される、米チャンピオンズツアーのウォルマート・ファーストティー・オープン at ペブルビーチ。プロ1人につきアマチュア2人、ジュニア1人が一緒に回るプロアマ形式（第1、2ラウンドのみ）の変則で行われる。前週、欧州ツアーで3位タイと好成績を残した直後にアメリカに渡り、シニアデビューを飾る忙しさだが、「プロアマ形式の大会は好き。人との出会いが楽しいんだ」とランガーは満面の笑みを浮かべた。

　殿堂入りしているトム・ワトソン（米）はランガーの今季の活躍ぶりを評して、「レギュラーツアーでも優勝争いをしている（5月に米ツアーでプレーオフ進出、2位になっている）んだから、きっとこっち（チャンピオンズツアー）でも大暴れしてくれるはず。手強い存在になるだろう」と、すぐにでも優勝戦線に絡んで来ると予測した。

　日本勢は前週プレーオフに進出し惜しくも敗れたが、自己ベストの2位タイに食い込んだ尾崎直道の他、倉本昌弘、青木功のレギュラー陣が参戦。風光明媚なペブルビーチで悲願の優勝に挑む。