新女王ロレーナ・オチョア（メキシコ）が3試合連続優勝を達成した。

　米女子ツアーのセーフウェイ・クラシック（オレゴン州ポートランド、コロンビア・エッジウォーターCC）は現地時間の26日、最終ラウンドを行った。前日首位に立ったオチョアはスコアを1つ伸ばし、通算12アンダーで後続に5ストロークの大差をつけてフィニッシュ。全英リコー女子オープン、CNカナディアン女子オープンに続く3連勝となり、今季6勝目を飾った。

「今の気持ちを言葉にするのは難しい！」と満面の笑みで喜んだオチョア。実はどうしても勝ちたいワケがあった。「今日が母の誕生日なんです。この勝利は母に捧げます。彼女に会って、報告するのが待ち切れない」と興奮して語ったのは、それだけ心に期するものがあった証拠。途中、大差をつけているにも関わらず、短いバーディパットを外し、普段にも増して悔しがったのは「どうしても勝ちたい」という気持ちの表れだった。

　同ツアー3試合連続Vは05年にアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が達成して以来の快挙。オチョアは次週、アニカがマークしたツアー記録の4試合連続に挑む。

　またこの日5連続を含む9つのバーディ（1ボギー）を奪ったルーキーのイン・ビー・パーク（韓）が通算7アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイに食い込んだ。最終組でオチョアと対決したソフィ・グスタフソン（スウェーデン）はスコアを3つ落とし、パークと同じ2位タイ。その他、クリスティーナ・キム（米）、マーリー・マッケイ（スコットランド）が2位タイに入った。通算4アンダー9位タイにジュリー・インクスター（米）。ポーラ・クリーマー（米）は通算3アンダー12位タイで大会を終えた。

　なお宮里藍は予選落ち、東尾理子は途中棄権で決勝ラウンドには出ていない。