日本勢が揃って好スタートを切った。

　現地時間24日に開幕した米チャンピオンズツアーのボーイング・クラシック（ワシントン州、TPCスノコルミーリッジ）で、倉本昌弘が7バーディ、3ボギーの4アンダー68をマーク。首位のレイ・スチュワート（カナダ）に2打差の2位タイと、絶好の滑り出しを見せた。倉本と同じ2位タイにはギル・モーガン（米）、ジェリー・ペイト（米）らがつけている。

　この日1番スタートの倉本は12番までに5つのバーディを奪ってリーダーボードの上位を賑わした。だが、13番からの4ホールでスコアを2つ落とし、やや後退。それでも18ホールで23パットとグリーン上は絶好調で、最終ホールも難なくバーディを獲り、2位タイと好発進した。現在賞金ランクは48位。悲願のシード権確保のためには上位30位以内に入らなければならず、依然予断を許さない状況が続いている。好調なパットを武器に、今大会で一気に優勝、そしてシード権獲得といきたい。

　また尾崎直道と青木功もまずまずのスタート。2人ともに3つのバーディを奪取するも、ボギーを2つ叩き、1アンダー71にとどまったが、順位は18位タイ。十分上を狙える位置で第1ラウンドを終えた。

　その他、逆転賞金王を狙うローレン・ロバーツ（米）が1アンダー71で、尾崎、青木と並び18位タイ発進。ディフェンディング・チャンピオンのトム・カイト（米）はイーブンパー72で回り、30位タイとやや出遅れている。