国内女子ツアーのクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント（千葉県、京葉CC）は4日、第2ラウンドの競技を終了。1アンダー13位タイからスタートした張娜（中）が、前日と同じ1アンダー71で回り、3週連続優勝の狙える通算2アンダー5位タイに浮上した。首位タイに茂木宏美、中田美枝、山口裕子、曽秀鳳（台）の4人が並んでいる。

　張娜はこの日、2バーディ、1ボギーの1アンダーでハーフターンする。後半に入ると11番でボギーを叩くが、15番パー5できっちりバーディを獲り返し、3バーディ、2ボギーの1アンダー71でホールアウト。トップタイと1打差の通算2アンダー5位タイへ順位を上げた。全英リコー女子オープン出場のため、上田桃子、横峯さくらら賞金ランク上位勢が不在のフィールドの薄いこの大会で、今年の5月にツアー制度施行（1988年）後史上初めて全美貞（韓）が達成して以来2人目となるツアー3週連続優勝に向け、完全に照準を合わせた。

　一方、5アンダー首位タイから出た飯島茜は、1バーディ、2ボギーの1オーバーでハーフを終了。15番までパープレーが続くが、16番をボギーとすると、さらに最終ホールに落とし穴が待っていた。18番パー5の3打目を池に落とすトリプルボギーで、通算イーブンパー17位タイへ後退した。

　首位タイから3打差以内に26人がひしめく混戦を制し、優勝賞金1,080万円を手にするのは誰か？　注目が集まる。