06年全米アマチャンピオンのリッチー・ラムゼイ（スコットランド）がプロデビュー戦でまずまずのスタートを切った。

　欧州ツアーのロシアン・オープン（ロシア、モスクワ、ル・メリディアン・モスクワCC）が現地時間の2日開幕。第1ラウンドは午後になり激しい雨に見舞われ3時間15分の中断を挟んで行われたが、すべてのプレーヤーがホールアウトする前に日没が迫りサスペンデッドが決定した。そんな中、プロに転向したばかりのラムゼイは3バーディ、1ボギーの安定したゴルフで2アンダー70で回り、暫定首位のクリスチャン・L・ニールソン（スウェーデン）に5打差の暫定12位タイにつけた。

　昨年の全米アマ王者の資格で今年出場したメジャーでは、3試合すべてで予選落ちを喫しプロの壁に跳ね返されたが、それでも世界のトップと戦う楽しさをたっぷりと味わった。プロ転向を表明した今、アマチュア時代の甘えは捨て、1つでも順位を上げて賞金を稼ぐつもりだ。

　その他上位は暫定トップのニールソンに1打差の6アンダー66、暫定2位にジャン・バプティスト・ゴネ（仏）が続き、5アンダー67の暫定3位タイにサム・リトル（英）、ゲイリー・マーフィー（アイルランド）がつける展開。なお日本勢は今大会に出場していない。