29日、国内女子ツアーのアクサレディスゴルフトーナメントは北海道の苫小牧ゴルフリゾート72エミナGC南Cを舞台に最終ラウンドを行った。通算6アンダー単独首位からスタートした張娜（中）が1アンダー71で回り、通算7アンダーでフィニッシュ。2位の下村真由美を1打差で退けて2週連続勝利を飾った。

　今季から国内ツアーに参戦し、We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフで初優勝を果たした張娜は、前週ツアー2勝目を挙げ、今大会が始まる前の賞金ランクが5位。連勝がかかったこの日は、6番でボギーを先行させ、1オーバーでハーフを終える。だが、後半に入ると、10、11番で連続バーディを奪取し調子を持ち直した。

　張娜はその後パープレーを続け、最終ホールを迎えた時には通算6アンダー単独2位でホールアウトした下村と1打差。18番パー4では2打目を約2メートルにつけ、バーディパットを外したものの、しっかりパーセーブした。最終ラウンドは2バーディ、1ボギーの1アンダー71。通算7アンダーで新規トーナメントとなった今大会の初代チャンピオンに輝いた。これで賞金ランクは横峯さくらを抜いて3位へ浮上し、女王争いに名乗りを上げている。

　その他、第1ラウンドでトップに立った宋ボベ（韓）がイーブンパー72で回り、斉藤裕子、鬼沢信子と並び通算5アンダー3位タイ。また、第2ラウンドで「66」と猛チャージを見せた古閑美保は3バーディ、6ボギーの3オーバー75と崩れ、通算1オーバー24位タイで3日間の競技を終了した。