メジャー通算6勝のニック・ファルド（英）がシニアデビュー戦で好発進を切った。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦、全英シニアオープン選手権が現地時間の26日、スコットランドの名門ミュアフィールドを舞台に開幕。全英オープン通算3勝のうち、2勝を挙げた相性の良いコースで戦うファルドは、まるで水を得た魚のように絶好調。3アンダー68をマークしゴードン・J・ブランド（英）、デーブ・ストックトン（米）、ニック・ジョブ（英）と並びトップタイにつけた。

　ここ数年、テレビのコメンテーターとしての仕事が忙しく、数えるほどしかトーナメントに出場していなかったファルド。しかし前週の全英オープン（レギュラーツアー）に続き、今週は初めてのシニア参戦を果たした。キャディには18歳になった長男のマシュー君を起用。二人三脚でメジャー制覇に照準を合わせた。

　日本勢は中嶋常幸、海老原清治、渡辺司、友利勝良、室田淳が揃ってイーブンパー71で回り23位タイとまずまずの滑り出し。だが米チャンピオンズツアー常連組は出遅れ、倉本昌弘が2オーバー73で55位タイ、尾崎直道は3オーバー74で65位タイ、青木功は5オーバー76で87位タイにつけている。また02年の今大会チャンピオン、須貝昇は7オーバー78を叩き109位タイ。