国内男子ツアー、長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント（北海道、ザ・ノースカントリーGC）は15日、最終ラウンドを行った。4アンダー68で回った谷口徹が、通算12アンダーで前週のウッドワンオープン広島に続く2週連続優勝を達成。ツアー通算13勝目を飾り、大会名誉会長の長嶋茂雄氏から優勝杯を受け取った。

　通算8アンダー単独トップでスタートした谷口は出だしの3ホールで2つのバーディを奪い、後続を引き離しにかかる。7番でボギーを叩いても、すぐに8番でバーディを獲り返した。後半も順調にスコアを2つ伸ばし、最終ラウンドは5バーディ、1ボギーの4アンダー68。通算12アンダーでフィニッシュし、2位に3打差と他の選手に付け入るすきを与えないゴルフを披露した。

　今季同ツアー初の複数回勝利を挙げた谷口は現在賞金ランキング首位。中日クラウンズ、三菱ダイヤモンドカップゴルフは好位置を確保しながら、勝利を逃した。だが、7月は2週連続Vと調子を上げ、出場を決めている次週のメジャー、全英オープンに乗り込む。前月の全米オープンは予選落ちを喫しただけに、その雪辱を果たしたいところだ。

　上位はプロム・ミーサワット（タイ）がベストスコアタイの7アンダー65をマークし、通算9アンダー単独2位。小田孔明とウェイン・パースキー（豪）が通算8アンダー3位タイに入った。宮里優作は矢野東、尾崎健夫らと共に通算3アンダー6位タイ、伊澤利光は通算2アンダー11位タイ。昨季まで3年連続賞金王の片山晋呉は通算8オーバー57位タイで4日間の競技を終えている。