53歳のフレッド・ファンク（米）が36ホールノーボギーの快調なゴルフで首位を守った。

　米チャンピオンズツアーのメジャー大会、全英シニアオープン選手権は現地時間の24日、英サニングデールGC（オールドC）を舞台に第2ラウンドの競技を行った。初日のトーナメントリーダーであるファンクが、最終18番で残りおよそ170ヤードを直接カップにねじ込む豪快なイーグルを奪取。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、後続に3打差をつけ単独トップの座をキープした。

　そのファンクを猛追したのが、コース近隣に居を構えるサム・トーランス（スコットランド）。6バーディ、1ボギーの5アンダー65で回り、通算8アンダーで単独2位に浮上。通算6アンダー3位にローレン・ロバーツ（米）が続き、前週全英オープンで優勝を逃したトム・ワトソン（米）が通算4アンダーで、前日と変わらずグレッグ・ノーマン（豪）らとともに6位タイにつけている。

　ファンクがマークした通算11アンダーは、今大会の36ホール最少ストローク記録。だが本人は「集中していたから、自分がいくつで回っていたかなんて忘れてしまった。気がついたら、5アンダー（65）でホールアウトしていたよ」と無欲の好プレーを強調。レギュラーツアーでもつい数年前まで優勝争いをしていた若々しいゴルフで、ビッグタイトル奪取を目指す。

　日本勢は尾崎直道がイーブンパー70にスコアをまとめ、通算1オーバーで初日の52位タイから37位タイに浮上したのが最高で、予選突破は尾崎ひとり。大量6名が出場していたが、水巻善典が通算5オーバー82位タイ、友利勝良が通算6オーバー95位タイ、青木功が通算9オーバー110位タイ、池内信治が通算12オーバー128位タイ。この日12オーバー82を叩いた白浜育男は通算13オーバーで、前日の52位タイから133位タイに急降下し、5人が予選で姿を消した。