B.ワトソンが首位タイ発進 石川は40位タイと出遅れ
2014年11月13日(木)午後5:17
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国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは13日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。マスターズ2勝を誇るバッバ・ワトソン(米)が、5アンダー67でラウンドし、首位タイ発進となった。
2005年以来9年ぶり2度目の参戦となったワトソンは、前週の世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-HSBCチャンピオンズをプレーオフで制して来日。石川遼、谷原秀人と同じ組でラウンドした初日から、その好調ぶりをしっかりと見せつけた。インスタートの11番から連続バーディを奪うと、15番でもスコアを伸ばし、3アンダーでハーフターン。後半でも6番までに3つのバーディをマークすると、7番ではダブルボギーを叩きながらも8番でしっかりと取り返し、初日は7バーディ、1ダブルボギーの5アンダー67でのプレーとなった。
一方、同組の石川は前週のHEIWA・PGM Championship in 霞ヶ浦を52位タイで終えたが、プレーの不安定さを引きずったまま。イーブンパーで折り返した後半出だしの1番でボギー、5番バーディとした直後の6番でもスコアを落とし、3バーディ、4ボギーの1オーバー73。40位タイと過去に2度制している相性の良いトーナメントだったがスタートダッシュに失敗し、明日以降の巻き返しに期待がかかる。
ワトソンと同じ5アンダー67で首位タイに立ったのは、現在賞金ランク2位につける藤田寛之、塚田陽亮、崔虎星(韓)の3人。今大会は優勝賞金3,000万円と高額なトーナメントなだけに、順位次第では賞金王争いにも大きな影響を与えそうだ。
1アンダー71の14位タイには前週優勝で同ランク3位に浮上した近藤共弘、谷原、池田勇太、藤本佳則ら16人が並び、HSBCチャンピオンズで惜しくも1打差3位タイとなった岩田寛はイーブンパー72で30位タイに。同ランクでトップを走る小田孔明は1バーディ、5ボギーの4オーバー76で66位タイ、片山晋呉は5オーバー77の70位タイと大きく出遅れている。