全米オープンで2度の栄冠に輝いているレティーフ・グーセン（南ア）が首位の座を守った。

　欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープン（ドイツ、ミュンヘン・アイケンリードGC）は現地時間の26日、第2ラウンドの競技を行った。初日トップのグーセンが4つスコアを伸ばし、通算12アンダーで依然トーナメントを引っ張っている。

　1打差の2位にソレン・ケルドセン（デンマーク）。通算10アンダー3位タイにこの日2つのイーグルを奪って7アンダー65をマークしたニック・ドハティ（英）と、2日目のベストスコア『64』と爆発したデビッド・ドライズデイル（スコットランド）がつけている。また、米チャンピオンズツアーを休んで参戦中の地元のヒーロー、ベルンハルト・ランガー（独）が2日連続の『68』で通算8アンダー8位タイの好位置を確保。第1ラウンド63位タイと出遅れた期待の20歳、ローリー・マッキルロイ（北アイルランド）は5アンダー67で回り、40人以上をごぼう抜きして通算5アンダー19位タイに急浮上した。

　首位をキープしたグーセンは前日から33ホール連続ボギーなしの安定したゴルフを続けたものの、34ホール目で今週初のボギー。だが最終ホールでバーディを奪い返して4アンダー68でホールアウトし後続に1打差をつけた。「あまりチャンスを作れなかったし、パットもそれほど決まったわけじゃない。でも全体として自分のプレーには満足している。週末もこの調子で行ければいいね」と完全優勝に意欲を見せる。欧州での優勝は07年1月のカタール・マスターズ以来遠ざかっているが、アメリカでは今季トランジションズ選手権に勝って復活をアピールしており、ゴルフは上向き。ホームともいえるヨーロッパで完全復活と行きたいところだ。