尾崎直道ら日本勢5人が米チャンピオンズツアーのメジャー今季初戦に臨む。

　同ツアーのシニアPGA選手権がオハイオ州ビーチウッドのカンタベリーCCを舞台に現地時間21日開幕する。尾崎は前週のリージョンズ・チャリティ・クラシックでサスペンデッドとなった第2ラウンド、15ホールを終えた段階で暫定4位タイにつけた。逆転優勝を狙える位置を確保したが、天候が回復せず、大会は36ホールの競技に短縮。残り3ホールでスコアを伸ばせず、単独3位に終わった。

　勝ち星を逃したものの、尾崎は前週の3位が今季のベストフィニッシュ。最初の5試合では優勝争いに絡めなかっただけに、調子を上げているのは間違いない。レギュラーツアー時代からの悲願である米国での勝利を大舞台で挙げることができれば、最高の形になる。日本勢では尾崎以外に、青木功、飯合肇、室田淳、渡辺司が出場する。

　他には、今季2勝を挙げ、現在賞金ランク首位のベルンハルト・ランガー（独）が参戦。マスターズを2度制しており、シニアのメジャーでも勝ち星をつかみたいところだ。さらにグレッグ・ノーマン（豪）、ジェイ・ハース（米）、ローレン・ロバーツ（米）ら実力者が揃い、誰もがメジャー王者に輝こうと意気込んでいる。