地元・韓国勢が優位な戦いを進めている。

　米女子ツアーのアジアシリーズ第2戦、ハナバンク・コロン選手権2008（韓国、仁川、スカイ72GCオーシャンC）は現地時間の1日、第2ラウンドの競技を終了。強風が吹く難コンディションの中、ノーボギーの3アンダー69をマークしたキム・インキョン（韓）が通算5アンダーで単独トップに立った。キムは冠スポンサーのハナバンクの契約選手で、この大会がホステストーナメントに当たる。

　1打差の2位タイに韓煕円（韓）と前週も優勝争いを演じたカレン・スタップルス（英）が続き、通算3アンダー4位タイにクリスティーナ・キム（米）、エイミー・ヤン（韓）、ジョン・ジャン（韓）らがつける展開。初日トップのキャサリン・ハル（豪）は2日目に『76』の大叩きで、通算2アンダー9位タイに後退した。

　一方、前日出遅れたディフェンディング・チャンピオンのスーザン・ピーターセン（ノルウェー）は、この日のベストスコアタイの3アンダー69で回り、通算2オーバー。初日の58位タイから27位タイへジャンプアップしている。

「スポンサーのハナバンクの試合でもプレッシャーは感じていません。最終日も楽しんでベストを尽くしたいですね」と単独トップに躍り出たキム。今季ロングスドラッグス・チャレンジで初優勝を飾り、自信をつけたツアー2年目の有望株は、最終18番で実に14メートル近いパットをねじ込みバーディで締めくくると「あれは特別。すごくハッピー」と喜んだ。

　2位タイのスタップルスは言う。「私がナイスプレーをしてもギャラリーは無反応なの。ちょっと不思議な気はするけれど、ホームで戦う韓国勢は声援を受ける立場である分、プレッシャーも大きいはず。その点私はノープレッシャー。周りのことは気にせず、マイペースで頑張ります」。

　果たして韓国勢は地元の熱狂的な応援に応えられるだろうか？