26歳でゴルフを始め、01年28歳のときプロに転向した遅咲きのホスン・チョイ（韓）が単独トップに躍り出た。

　欧州ツアーのボルボ中国オープン（中国、北京CBDインターナショナルGC）は現地時間の17日、第2ラウンドの競技を終了。この日6位タイからスタートしたチョイは、出だしの1番でボギーが先行しながら、10番から14番までの5ホールで4つのバーディを奪う猛攻で4アンダー68をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、初日のトーナメントリーダー、40歳のマーカス・ブリア（オーストリア）と、チャプチャイ・ニラット（タイ）に2打差をつけ首位に立った。

「プロになったのが28歳。異色の僕がこの試合に出場出来るなんて、本当に嬉しく思っています。このコースは僕のゴルフスタイルに合っていて、自分のコースのような気がします」と初体験のトーナメントリーダーに興奮気味のチョイ。ベテランの選手たちが「グリーンが硬くアンジュレーションがきついから、バーディチャンスを作るのが難しい。距離感と正確性が求められる」とスコアを伸ばせずにいた。そんな中、無名のチョイの快進撃は特筆すべきものがある。残り2日、どこまで上位で粘れるか注目だ。

　その他、初日51位タイと大きく出遅れていたポール・マクギンリー（アイルランド）が5アンダー67の好スコアで回り、通算3アンダー4位タイにジャンプアップ。対照的に第1ラウンドで2位タイと快調なスタートを切ったニック・ドハティ（英）は前日より11打多い7オーバー79の大叩きで、通算3オーバー50位タイに急降下した。通算2アンダー6位タイにサイモン・ダイソン、リチャード・フィンチの英国コンビとデビッド・マッケンジー（豪）が並んでいる。

　次回のライダーカップ欧州チームキャプテン、コリン・モンゴメリー（スコットランド）は2日連続1オーバー73でラウンドし、通算2オーバー。順位は初日の35位タイから28位タイにわずかながら上げている。なお通算4オーバーまでの73人が予選を通過し、決勝ラウンドに進出した。