3人が首位に並ぶ中、久々の優勝を狙うロレーナ・オチョア（メキシコ）がまずまずの滑り出しを見せた。

　米女子ツアーのナビスターLPGAクラシックが、アラバマ州プラットビルのRTJゴルフトレイルを舞台に現地時間の25日開幕。5月以来、約4か月ぶりの優勝を狙うオチョアは、第1ラウンドを1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、首位タイのジル・マギル（米）、ジェーン・パーク（米）、ジョン・ジャン（韓）に2打差の6位タイにつけた。

　首位グループに1打差の4位タイにはクリスティー・カー（米）とジャニス・ムーディ（スコットランド）が続き、オチョアと同じ6位タイにケイティー・ファッチャー（米）、ルイーズ・フライベルグ（スウェーデン）他がつけている。

「久しぶりのトーナメントにワクワクしています。少し前に比べて精神状態も良いし、休みの間きっちり練習も出来たし、トロフィーを持って帰る気満々です」と張り切るオチョア。初日は前半8番パー5で2オンに成功すると約7.5メートルのイーグルパットをねじ込んで見せ場を作るなど、6アンダー30で折り返す。しかし後半は1つスコアを落とし、5アンダー67でホールアウト。それども「上出来。とても満足している」と喜んだ。

　今季は序盤で破竹の勢いを見せつけメジャーのクラフト・ナビスコ選手権を含む6勝を挙げて「年間グランドスラムも可能なのでは？」と話題になったが、中盤以降失速。ベスト10を逃さぬところはさすがだが、常勝を義務づけられる世界ランク1位としては、約4か月の未勝利は物足りない。まだ残り3日間あるが、ここで一気に流れを変え、シーズン終盤に勢いをつけたいものだ。