開幕2連勝が期待されるベルンハルト・ランガー（独）が突如大崩れを演じた。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド初戦、アリアンツ選手権（フロリダ州ボカ・ラトン、オールドコース at ブロークン・サウンド）は現地時間の14日、第2ラウンドを行った。初日トップタイのランガーは終盤の15番から連続ボギー、17番でもダブルボギーを叩き、3ホールで4つスコアを落とす大乱調。結局1オーバー73で回り、首位タイのギル・モーガン（米）とトム・ジェンキンス（米／ともに通算10アンダー）に3打差の9位タイに後退した。

　14番までのランガーはまさに好調そのもの。居を構えるボカ・ラトンの地元のギャラリーに見守られ快調に首位を走っていた。ところがチャンスにパットがカップに蹴られる不運に見舞われると、ミスを連発。「3打リードしていてもおかしくなかったのに、逆に3打遅れてしまった。ミスを1つで断ち切れれば良かったんだが」と悔やしがった。

　その他上位は、通算9アンダー3位タイにジェリー・ペイト（米）とマイク・グッデス（米）が続き、昨年ランガーと賞金王を争ったジェイ・ハース（米）は通算7アンダーでランガーと同じ9位タイにつけている。

　日本勢唯一出場の尾崎直道は6つバーディを奪いながら、同じ数だけボギーを叩く出入りの激しいゴルフでイーブンパー72止まり。通算2オーバーは57位タイと依然低迷が続いている。