地元のヒーロー、ダニー・チア（マレーシア）が単独トップに躍り出た。

　欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープン（マレーシア、サウジャナG＆CC）は現地時間の13日、第2ラウンドの競技を終了。地元マレーシア勢初の大会チャンピオンを目指すチアは7アンダー65と爆発し、通算13アンダーで首位に浮上。2位のアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）に3打差をつけた。初日のトーナメントリーダー、17歳のノ・スンヨル（韓）はスコアを1つ落とし、通算9アンダー3位へ後退している。

　一方、4月第2週のマスターズに向け実戦での調整に乗り出した片山晋呉は、1アンダー71の平凡なスコアで通算4アンダー。前日の17位タイから21位タイに後退。3番パー5でのダブルボギーが痛かった。また片山と同じ17位タイスタートの市原弘大は通算2アンダー44位タイに順位を下げ、第1ラウンドで出遅れた清田太一郎は通算7オーバー137位タイで予選落ちに終わった。

　前日まさかの『78』を叩いた世界ランク11位のアンソニー・キム（米）は、2日目『65』と爆発し、通算1アンダー。カットラインぎりぎりながら予選落ちの危機を回避し、54位タイで決勝ラウンドへコマを進めた。