霧で試合進行が遅れ2日連続サスペンデッドとなる中、世界ランク2位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）が順位を上げた。

　欧州ツアー中東シリーズ第3戦、ドバイ・デザート・クラシックはアラブ首長国連邦ドバイのエミレーツGCを舞台に現地時間の30日、日没順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行ったが、天候の影響で半数の選手がスタートすら出来ずに2日目が終了。そんな中、第2ラウンドを7バーディ、1ボギーの6アンダー66で回ったガルシアが、通算8アンダーとし、暫定ながら3位へ浮上した。ガルシアは中東シリーズで2試合連続トップ10入りを果たしており、この辺でそろそろ優勝が欲しいところだ。

　暫定トップは地元ドバイ在住のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）で通算11アンダー。「ミスもあったけれど、リカバリーが上手く行った」と言うステンソンは、昨年末のワールドカップや南アフリカのサンシャインツアー、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジに優勝した好調さそのままに、ノーボギーの快調なゴルフでリーダーボードを駆け上がった。

　またステンソンの上を行く内容だったのが歴代チャンピオンのひとりリチャード・グリーン（豪）。4連続を含む9バーディ（ノーボギー）を量産し、暫定首位と1打差の通算10アンダー暫定2位にジャンプアップした。

　一方、前日トーナメントを引っ張った、19歳のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）は、この日3ホールしかプレーできずスコアを1つ落として通算7アンダー暫定4位タイに後退。同じ暫定4位タイにはアジアンツアーの賞金王ジーブ・ミルカ・シン（インド）がつけている。

　その他、このコースを得意としているアーニー・エルス（南ア）が1オーバー73を叩き通算イーブンパーで暫定67位タイに後退したが、ライダーカップ欧州チーム主将に選ばれたばかりのコリン・モンゴメリー（スコットランド）は、2日連続2アンダー70にスコアをまとめ通算4アンダー暫定13位タイへ浮上している。